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プロペラを塗ります。 [飛行機プラモ]

 さて、この日は「F4U-1コルセア」のプロペラを塗ります。その前にエアブラシを使う環境を整えましょう。エアブラシを使うと当然、塗料が廻りに飛びます。なんで、それを保護する必要があるんですが新聞を購読しているころは新聞紙や折り込み広告を使ってました。でも、新聞の購読を止めて数年。
 その後は大きめのカレンダーを使っていたんですが、サラリーマンの現役のころは業者さんと付き合う機会の多い部署にいたんで、カレンダーには困らなかったんですが、引退後はカレンダーの入手もままなりません。久し振りにエアブラシを使うんで、少し準備をしました。

【A2版ケント紙】
01_エアブラシ使用の準備.jpg

 川崎の丸善さんでA2番ケント紙を5枚購入。裏表使えるし、これから飛行機プラモを作っても当面充分な量だと思います。


【エアブラシの使用環境はこんな感じ】
02_環境はこんな感じ.jpg

03_しずか御免.jpg

04_エアレギュレータ?.jpg

 エアブラシを使った塗装の環境はこんな感じです。使っているエアコンプレッサーは「しずか御免」というちょっとふざけたネーミングの製品です。長辺15cm、高さ11cmほどの小型ですが1/72の飛行機を塗装するには十分な容量です。名前の通り駆動音は静かで、稼働中もエアブラシからの空気の吐出音しか聞こえないくらいです。何年も使ってなかったんでちょっと心配でしたが、普通に稼働。
 高級機のオプションにあるエアーレギュレーター・圧力計・ドレン&ダストキャッチャーのようなものは一切ありません。エアブラシもこのコンプレッサーに付属していた口径0.3mmのシングルアクションのものを使用してます。
 エアー量はコチラで調整。熱帯魚の飼育に使うバルブ二つでエアブラシに供給するエアーと逃がすエアーを調整してます。加減は勘ですが、まぁ半々ぐらいが丁度良いかな。
 

 その後、WWⅡ独空軍機特有のドット迷彩を上手く塗ろうとタミヤのダブルアクションのエアブラシを購入したんですが、まったく使いこなせず今はこれ一本です。


 さて、いよいよプロペラの塗装です。

【まずは白】05_楊枝で持ち手.jpg

06_まずは白.jpg

 プロペラの中心に楊枝を差し込んで持ち手を確保して、最初の白を吹きます・・・が。塗料が出てきません。一旦、塗料を戻してエアブラシを分解清掃。最後に使ったのがいつかは記憶にありませんがエアブラシの芯にかなりの塗料が付着してました。
 これが原因かな?と思いうがい洗い(エアブラシに溶剤を入れて出口を指で塞いでエアーを出すと中でブクブクと洗浄してくれます)と、芯を数回出し入れして内部に付着していた塗料を除去。これでやっと塗料が出てくれました。

 が、数年ぶりにエアブラシを操作したんで、ピンポイントの狭い部分に吹付けることができません。勘を取り戻すにはしばらく時間が必要かも。
 プロペラ中心金具とプロペラ先端に白を吹きます。プロペラ先端は黄色ですが黄色は非常に隠蔽力が弱くムラになりやすい色なので、下地に白を吹いておきます。


【続いて黄色】
07_プロペラ先端の黄色.jpg

 続いてプロペラ先端の黄色を吹きます。どうも手の動きがスムーズにできなくて塗膜の厚さにムラができてしまいます。


【最後の黒】
08_マスキング.jpg

09_全体に黒.jpg

10_マスキングを剥がします.jpg

 必要な箇所にマスキングをして、最後の黒を吹きます。マスキングを剥がすとこんな感じですが、マズキング不良による色のしみだしや、充分確認したはずなのに薄くなってしまっている黒の部分など、筆で修正したんで、色ムラや艶ムラができてしまいました。

 一時は全部溶剤で塗料を拭き取って再塗装も考えたんですが、「まぁ、飛行機プラモ復帰一機目だし、少し離れりゃ分からんよねぇ」と妥協。


【最後にデカール】
12_デカール貼り.jpg

13_デカール軟化剤.jpg

 一日乾燥後、最後にデカールを貼って完成です。注意書き(と思われます)とプロペラの製造メーカーであるハミルトン・スタンドード社のロゴを貼ります。
 以前にもアカデミー社のキットは何機か作ったことがありますが、デカールは相当な曲者です。なにしろ硬い。過去には機体表面に馴染ませようとして割れたこともあります。
 プロペラに貼るデカールはかなり小さいので細心の注意を。まずは水に浸けて剥がれてきたらだいたいの位置に置いてピンセットで調整。位置が決まったら湿らせたベビー綿棒を転がして余分な水分を外に出します。綿棒は湿らしておかないとデカールが綿棒にくっついて来ちゃいます。

 少し時間を置いて乾いてきたら案の定密着せずに白浮きしてる箇所が。なんでデカール軟化剤を塗布して綿棒で押しつけて完全に密着。
 今は乾燥してる経過を見てる状況ですが、問題はないようです。


 さてさて、次回は調子が良ければ脚廻りを塗装するかなぁ。
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tetsuan

最近はスーパーで、持ち帰り用の段バール箱を用意していることろがありますね。
持ち帰った段ボールとガムテープで、簡易塗装ブースを作っちゃう人もいるそうです。
Amazonの配送用の段ボールでもいいかも~

この部分のデカールは、大変そうですね。
by tetsuan (2021-08-01 17:32) 

川崎工場長

niceありがとうございます、ネオ・アッキーさん。
by 川崎工場長 (2021-08-01 18:27) 

川崎工場長

nice&コメントありがとうございます、 tetsuanさん。

塗装ブースを使用してる人も多いみたいですね。
メーカーからも専用のものが発売されてるし。
その場合、問題なのが換気なんですよ。
当工場では直上に換気扇があるんで、オープンで吹いてます。
by 川崎工場長 (2021-08-01 18:31) 

川崎工場長

niceありがとうございます、常武鉄道さん。
by 川崎工場長 (2021-08-01 18:32) 

川崎工場長

niceありがとうございます、てんてんさん。
by 川崎工場長 (2021-08-01 22:02) 

川崎工場長

niceありがとうございます、tarouさん。
by 川崎工場長 (2021-08-01 22:05) 

川崎工場長

niceありがとうございます、鉄腕原子さん。
by 川崎工場長 (2021-08-01 22:08) 

川崎工場長

niceありがとうございます、@ミックさん。
by 川崎工場長 (2021-08-02 08:51) 

川崎工場長

niceありがとうございます、YUTAじいさん。
by 川崎工場長 (2021-08-02 08:52) 

川崎工場長

niceありがとうございます、じーバトさん。
by 川崎工場長 (2021-08-02 08:53) 

川崎工場長

niceありがとうございます、mukiさん。
by 川崎工場長 (2021-08-02 11:46) 

川崎工場長

niceありがとうございます、ふるたによしひささん。
by 川崎工場長 (2021-08-03 09:05) 

こばやし

これはかっちょええです。
デカールを貼り付けるとプロペラの黄色が俄然引き立ちますね!これは美しくもかっちょええ〜!エアブラシってテクニックが必要なんですね。
by こばやし (2021-08-05 15:31) 

川崎工場長

コメントありがとうございます、こばやしさん。

お褒めいただき恐縮です。
エアブラシはテクニックが必要ですね。
数年ぶりに使用したのでブレブレです。
キットを作ながら、昔の勘を取り戻したいと思ってます。
by 川崎工場長 (2021-08-05 17:12) 

川崎工場長

niceありがとうございます、ぷっぷくさん。
by 川崎工場長 (2021-08-07 21:58) 

川崎工場長

niceありがとうございます、ずん♪さん。
by 川崎工場長 (2021-08-08 11:13) 

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