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ちょっと改良、そして本題へ・・・ [飛行機プラモ]

 前回の記事では展示スペースを少し拡張したことをご報告いたしましたが、その時はあまり考えずに棚板を設置してしまいました。結果としてガンプラがアクリル板の棚板に、その下の飛行機のスペースには本来の本棚の木の板となっていました。

【ちょっと改良】
00‗ちょっと修正.jpg

 「やっぱり飛行機は下面も見えたほうがイイよね。」ってことで棚板を入れ替えました。ではここからは本題のコックピットやその他の工作に移りたいと思います。


【コックピット】
01‗基本塗装完了.jpg

02‗ディテールを塗装.jpg

03‗胴体側面内側.jpg

 コックピットから熱排気のダクト一部までが一体成型されたパーツの基本塗装が完了したので、マスキングテープを剥がしてキットの説明書に従ってディテールを塗って行きます。
 胴体側面内側にモールドされた装置類も同様で、コックピットの塗装は完了です。


【メーターパネル】
04‗メーターパネル.jpg

05‗デカール.jpg

 メーターパネルは「半艶消しブラック」の指定ですが在庫がないので「艶消し」で。で、キット付属のデカールを貼るんですが、これまた黒の印刷。一応貼りましたがまったく目立たずです。考証はそうなのかもしれませんが、もう少し映えるアレンジがあっても良かったのかと。


【操縦席の塗装】
06‗操縦席の塗装.jpg

07‗ヘッドレストと背もたれ.jpg

 続いて操縦席のヘッドレストと背もたれを塗ります。フィルムケースに両面テープで固定させ、面相筆で筆塗りです。


 ここまで順調に作業が進みましたので次のステップに進んじゃいましょう。


【「フラットアルミ」での塗装】
08‗フラットアルミ塗装の準備.jpg

09‗筆塗り.jpg

10‗主車輪と尾輪.jpg

11‗主脚カバー.jpg

 説明書でタミヤカラーの「フラットアルミ」で塗装するパーツをまとめて塗ることにします。在庫の塗料はエナメル系のものでエアブラシ用に希釈したものは残念ながらありません。が、どれも比較的小さなパーツですので全て筆塗りとします。
 主にはタイヤのホイールやその格納庫の内側といった部分です。メタリック系の塗料は少し注意をすれば、それほど筆ムラにはなり難いです。


【タイヤを塗ります】
12‗尾輪のタイヤ.jpg

13‗主車輪のタイヤ.jpg

14‗反対側.jpg

15‗主車輪の塗装完了.jpg

 ラッカー系ほどではありませんがアクリル系の塗料もけっこう乾燥は早いです。「もうそろそろかなぁ?」といった段階で指でそっと塗装表面を触って乾燥を確認します。
 乾いていることが確認できましたので、一気にタイヤも塗っちゃいましょう。こちらはラッカー系のGSIクレオス社「艶消しブラック」です。ホイール廻りはいつもの通りカルコで彫ってありますので、もちろん慎重に進めなければなりませんが、その部分がある程度防波堤になってくれます。
 主車輪の裏表も塗装完了です。


【緩衝帯の塗装】
16‗スライドする部分を塗装.jpg

 主車輪には離着陸時にショックを吸収する油圧でスライドする緩衝帯が設けられています。主脚軸から三角に飛び出している部分の間です。説明書ではタミヤカラーの「クロームシルバー」で塗装するようになっていて、塗ってはみましたが「シンバーONシルバー」なんでほとんど分かりませんね。


【主車輪完了】
17‗主車輪を接着.jpg

 主脚柱と主車輪は塗装のみで接着箇所がありません。なので強度が出るまで接着剤の乾燥を待つ必要がないので脚と車輪も接着しちゃいました。



 さて、次回はコックピットを本体に組み込みと製作を進めたいと思います。

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展示スペースを少しだけ拡張 [飛行機プラモ]

 今回は予定を変更して工場内の展示スペースを少しだけ拡張しましたので、そちらをご紹介します。展示スペースといっても本棚なのは以前から紹介させていただいていますが、工場(自宅二階にある4.5畳の私の部屋)の一角に設置されているものです。
 階下のダイニングにも2010年に家をリフォームした際に設置したサイドボードにちょっとした展示スペースがありますが、そちらにはNゲージの旧型国電の小さなジオラマや陶芸体験で作った湯呑なども置いてあり飛行機プラモは10機ほどでしょうか。ほとんどがこの本棚に収納されています。


【全体像】
00‗全体像.jpg

 全体像はこんな感じです。横着してガラス戸を嵌めたまま撮影したので、いろんなものが写り込んで見苦しくなってしまっているのはご容赦ください。
 最下段は扉の付いた収納と二段の引き出しになっています。その上からはガラスの引き戸で、補強のためと思われますが真ん中辺りに厚めの板が設置されています。


【下段】
01‗エアークラフト誌.jpg

02‗モデルアート臨時増刊号.jpg

 下から二段目は以前にチラっとご紹介した週間「エアクラフト」誌が17巻のバインダーに綴じられて納められています。「エアクラフト」は第一号が1988年の発行で最終の204号の発行は1992年です。一つのバインダーに12号ずつですが、最後の2号は索引ですね。
 最終号が1988年ですからもちろん最新鋭機は含まれていません。しかしながら当工場で製作しているのはWWⅡ時代の軍用機なので資料として、とっても役立っています。


 最下段の戸棚にはプラモの専門誌月間「モデルアート」の臨時増刊号で一杯です。特定の機種のサブタイプや塗装・マーキング、特定の国や戦線で使用されていた軍用機の機種や塗装・マーキング、飛行機プラモ製作・エアブラシの使い方などのハウツー本などです。今ではあまり参考にする機会はありませんが、なんとなく保管してあります。



【展示スペース】
03‗棚板.jpg

04‗本来の棚板.jpg

05‗上部に余裕.jpg

06‗ダボ穴.jpg

07‗ダボ.jpg

 下二段より上が展示スペースとなっています。棚板はもう30年近く前になると思いますが東急ハンズで3.0mm厚の大判のアクリル板を購入して所定の寸法にカット(もちろん有料)してもらったものです。
 本箱としての元々の棚板は中間の板の上に置いてあります。展示スペースに保存されていた1/700戦艦「長門」の製作途中(断念?)のものを処分したキットを保管していたスペースが空いていますので、そちらへ移動。これで少しだけ展示スペースが広がりました。
 さらに、よく見てみるとガンプラを置いてあるスペースに高さ的余裕があります。しかも棚板を固定するためのダボ穴もあります。アクリル板と同時に購入したダボもあります。


【アクリル板登場】
08‗アクリル板登場.jpg

09‗養生紙剥がし.jpg

 で、この部分に棚を増設して展示スペースを拡張しようと思い、本棚中程に敷いていた本棚本来の棚板をめくったところ、なんとアクリル板がその下に隠されていました。
 裏表とも紙のシートで養生されているんですが、なんせ30年近く前のシロモノ。この養生を剥がすのが大変でした。普通だと一か所からサーっと全部剥がせるんだと思いますが、途中で切れる・切れる。切れた端を爪で少しずつ葛藤すること30分。


【ガンプラ収納】
11‗ガンプラ収納.jpg

 ダボを差し込んで新たなアクリル板も設置。その上にガンプラ四体を収納しましたが高さ的に問題なし。その下に元々の本棚の棚が一段が設置できて展示スペースをちょっとだけですが拡張できました。




 次回は本来の「P-51D」の製作記に戻りたいと思います。

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製作を本格的に開始です [飛行機プラモ]

 各パーツのゲート処理も完了したので、本格的に製作を開始したいと思います。普通はコックピットの塗装から始めるのが一般的ですが、このキットはコックピット廻りのパーツ割りがちょっと特殊なのでプロペラから始めます。

【プロペラ】
01‗プロペラ.jpg

02‗下塗り.jpg

 まずはプロペラ回転時の危険防止のための「黄色」を塗装する前に下地に「白」を吹いておきます。


【機体内部色】
03‗機体内部色一回目.jpg

 プロペラブレード先端の下塗りの「白」が完全乾燥する間に胴体内側、その他を塗装します。GSIクレオス社では「機体内部色」となっていますが、キットの説明書ではタミヤカラーの「イエローグリーン」と表記されています。おそらく同色だと思います。
 画像は一回目を吹いた直後のものですので光って、部分的に地色が露出していますが、三回くらいの吹付で塗装色が発色し地色も隠蔽できます。


【プロペラブレード先端の塗装】
04‗ブレード先端吹付.jpg

 そうこうしているうちにプロペラの下地塗装も乾燥しましたので「黄色」を吹いておきます。


【コックピットの塗装】
05‗コックピット.jpg

06‗マスキング.jpg

 このキットではコックピット、その後方に主に通信機を搭載したスペース、さらに後方にコックピット下に装着されたラジエターからの熱排気のためのダクトも一括整形されています。
 まずはコックピットから塗装ですが、キットの説明書ではタミヤカラーの「フラットブラウン」となっていますが、在庫がありません。直訳すると「艶消し茶色」なんですが、GSIクレオス社の「ウッドブラウン」を吹きました。まぁ、同じブラウン系だから問題ないでしょ。

 コックピットを吹いて乾燥した後その部分をマスキング。続いて「シルバー」を吹く準備をします。


【シルバーの吹付】
07‗シルバー塗装の準備.jpg

08‗シルバー吹付.jpg

 この機体は無塗装銀なので外側に面している部分は「シルバー」です。


【艶消しブラックの吹付】
10‗コックピット後部のマスキング.jpg

11‗胴体内部のマスキング.jpg

12‗窓枠.jpg

13‗艶消しブラック吹付準備完了.jpg

14‗艶消しブラック吹付.jpg


 一気に次の工程に進んじゃいましょう。「艶消しブラック」で吹く部分以外をマスキングして吹きます。胴体内部や、このキットではキャノピーの窓枠がクリアパーツと別になっているのでその内側も吹いておきます。
 プロペラの中心部も最終的にはスピナーで覆われるので「艶消しブラック」で吹いちゃいます。


【プロペラの修正】
15‗プロペラの修正.jpg

 塗料も乾燥したのでプロペラのマスキングを剥がしたところ微妙な不具合を発見。もう一度「黒」側をマスキングして「黄色」で修正です。「黄色」は隠蔽力が弱いので「黒」の上に塗って修正するのは難しいですが、濃い目の「黄色」をやや多めに面相筆に含ませて塗るというよりは乗っける感じでなんとか修正できました。


【塗り忘れ】
16‗塗り忘れ.jpg

 ここまできて後輪の格納庫内側を塗り忘れているのに気付きました。キットでは格納庫カバーも胴体と一体成型されているため、その部分もです。
 面積的に小さいのと、完成後はほとんど見えなくなることから筆で塗って完了です。



 次回はコックピット廻りの工作や塗装をご紹介したいと思います。
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