SSブログ
前の10件 | -

「オリーブドラブ」を吹きます [飛行機プラモ]

 前回は余計な記事を挟んでしまいました。今回は前々回の予告通り「オリーブドラブ」を吹きます。機体や水平尾翼はマスキング済みですが、それ以外の爆弾やロケットランチャー等も「オリーブドラブ」の指定です。

【準備完了】
01‗小さなパーツも.jpg

02‗準備完了.jpg

 アンテナやピトー管も「オリーブドラブ」ですので、それらに持ち手を付けて準備完了です。


【吹付開始】
03‗一回目.jpg

04‗吹付完了.jpg

 いつもの通り薄目に希釈した塗料をサッと一回目で全体に吹きます。この状態では全体がムラムラな状態です。キットのモールドを活かすためにもなるべく塗料の被膜を薄くしたいので、手間は掛かりますがこの方法を採用しています。
 三回目の吹付でほぼ完了です。一応全体を見渡して吹付不良のある部分はエアブラシの吐出量を少なくして補修しておきます。


【「クロームシルバー」を塗ります】
05‗「クロームシルバー」の用意.jpg

06‗筆塗り.jpg

07‗銃口.jpg

08‗ロケットランチャーの発射口.jpg

 全体的に吹いた「オリーブドラブ」はすぐに乾きますが、一応一日は養生期間として乾燥させます。その間に説明書に指定されている「クロームシルバー」で塗装するパーツの準備をして塗っちゃいましょう。
 具体的には主翼に装備された機銃の銃身。機銃は片翼4門装備されていますが胴体側にある長い銃身2門が別パーツです。それと爆弾架と爆弾を吊るす金具等ですがそれらを「クロームシルバー」で筆塗りします。
 機銃の銃口はタミヤのエナメル系の「艶消しブラック」で塗っておきます。本来は「艶消し」なんですがなんせ20年近く前の塗料なんで、経年劣化なのか思ったように艶が消えてくれません。
 ロケットランチャーの発射口と反対側の噴射口も「艶消しブラック」で塗っておきます。


【爆弾を仕上げます】
09‗爆弾の信管.jpg

10‗爆弾にデカール.jpg

11‗完全密着.jpg

 機体全体は塗装後一日養生する予定ですが、小さな爆弾は乾燥しているので仕上げちゃいましょ。まずは信管を「クロームシルバー」で塗装、その後デカールを貼ります。
 爆弾を一周する黄色の帯の細い部分があるので、けっこう気を遣います。部分的に曲がってしまった部分もあるんですが幸いにも爆弾上部で主翼と近くほぼ目立たないのでOKです。
 デカール軟化剤を塗布して2分ほど放置、湿らした綿棒で押し付けるようにして完全密着です。こちらも一日乾かしてはみ出た糊の成分を湿らした綿棒で拭き取って完成です。



 さて、次回は一日養生した機体のマスキングを剥がします。これがまたけっこう緊張する瞬間なんですよね。
nice!(13)  コメント(17) 

予定変更させていただきます。 [飛行機プラモ]

 前回の記事で「次回は機体上面の塗装」と予告させていただきましたが、タミヤからのパーツが届きましたんで申し訳ありませんが、そちらの経緯を今回はご紹介させていただきます。ちょっと文章が長いですが、宜しければお付き合いください。

 完成も近くなってきたタミヤの「リパブリックP-47Dサンダーボルト”レイザーバック”」ですが、カウルの製作において収まりの確認不足で胴体とカウルの間に隙間ができてしまったことは以前の記事で紹介させていただきました。
 その対応として同じキットをヨドバシ.comで購入したわけなんですが、修正に必要なパーツはカウル本体・エンジンの前後2つ・カウル内の仕切り板の4点だけです。大部分が残った状態となってしまい、さすがにこれは勿体ないと考え、少し時間的に余裕ができたのでタミヤにパーツ請求をしました。



 もちろん有料ですが国産のほとんどのメーカーでは破損してしまったり紛失してしまったパーツを請求できます。タミヤも例外ではなくキットの説明書にきちんと請求の仕方や価格等が記載されています。請求したパーツに対する支払い方法はいくつか選択肢があって、近くのカスタマーサービス取次店へ行く、直接タミヤ本社に現金書留・定額小為替(¥100以下だと切手でも可)を送付するとかなんですが近くにサービス取次店なんてないので現金書留を選択。

 まずは郵便局へ行って現金書留の封筒を購入。¥21で「意外と廉いなぁ」という印象でしたが渡された封筒を見て納得。以前は頑丈そうな紙で二重になっていて、中の封筒に現金を入れるようになっていたと思いますが、今はペラペラのちょっと情けないような紙一枚の封筒です。これに硬貨なんか入れて大丈夫なのかなぁ?といったレベルです。


 必要なパーツは4つですが、さすがにパーツ1つずつというわけにはいかずランナーごとの請求となります。幸い必要なパーツはAランナーに全て揃っていましたのでキットの説明書にある請求書に必要事項を記入、代金の¥580はジャラジャラしないようにマスキンテープに一列に貼って再び郵便局へ。
 そこで衝撃的なことが!なんと郵送料が¥526なんです。思わず「待った!」と言いかけましたが、これでキット一つが無駄にならないんだと発送。


 2/29に発送したのが3/5にパーツが到着しました。意外と早く到着したんで、さすがはタミヤと思っていたんですが・・・。


【パーツ到着】
01‗パーツが届きました.jpg

02‗Aランナー.jpg

 パーツは佐川急便で届きましたが一応「こわれもの」の表示はありますが中の養生がガッカリです(幸い破損はありませんでしたけど)。ビニール袋に入ったパーツの上に薄い紙が乗せてあるだけです。よく注文するヨドバシ.comは「そこまでしなくても」と思うくらいしっかり養生して頂けるので、発送元の要求の違いなのか、運送業者(ヨドバシ.comはゆうパックです)の違いなのかは?

 箱の中には封筒が同梱されていて、まず違和感を覚えたのが封筒に封がされてます。密閉された箱に同梱するのに封は必要ないんじゃないかと。
 で、開封して中の書類を読んでみると支払い方法の変更のお知らせでした。今後は現金書留や少額小為替は廃止されタミヤカードへの入会か代金引換(手数料は請求者負担)とのことです。
 タミヤカードとは要はクレジットカードで年会費も掛かります。そんなにパーツ請求をすることはないでしょうから入会する気はありません。あと残されたのは代金引換ですが、こちらもどうってことはないので無視でよろしいかと。


【中にこんなものが】
03‗こんなものが.jpg

 さらに封筒の底のほうに「振込取扱票」なるものが入っていました。金額は¥58ですけど要は郵便振り込みの用紙ですね。これに対する説明がどこにもなく、どうして良いのか分からずにタミヤ本社に電話で問い合わせました。
 するとまず「この通話は録音させていただきます」との案内が流れ担当者に繋がりました。すると「お支払い金額に対する不足分の請求ですので、都合の良いときに郵便局で振り込み願います。振込手数料は掛かりません。」との説明でした。

 たしかにキット付属の説明書には「価格は予告なく変更となる場合があります。」と小さく記されていますが、パーツ着荷時の封筒にしろ電話での問い合わせにしろ「今回価格改定がありまして」とか「値上げの差額分のお支払いをお願いします」とかの一文とか一言があって当然じゃないの。このご時世だから多少の値上げなんてぜんぜん容認しますよ。


 それで後日、郵便局に行ったところ手数料が掛かるとの説明でした。窓口とATMで金額は異なりましたがタミヤの説明と食い違っています。
 郵便局の方に事情を説明したところ青インクで印刷されているものは手数料要、赤インクで印刷されているものは手数料不要とのことです。手元にあるのは青インクで印刷されたものです。そこで「確認しますね。」と郵便局からタミヤ本社にTEL。

 担当者に経緯と事情を説明したところ「手数料はお客様にご負担いただいております。」とのこと。「御社では通話を録音してらっしゃいますよね。そちらは確認していただけましたか?」と追及したところ、していないということで「しばらくお待ちください。」で待つことしばし。
 結論は「今回の請求に対しての支払いは結構です。」とのこと。ナニそれ?って感じです。タミヤといえば日本を代表するプラモメーカーだし製品も素晴らしいと思うんですが、こういった対カスタマーとかアフターの対応はイマイチなのかなと思わされる出来事でした。



 次回は機体上面の塗装についてご紹介しますね。冒頭申し上げた通りちょっと文章多めになっちゃいましたが、ご容赦ください。
 今回のパーツ請求に掛かった費用は¥1127です。ヨドバシ.comでの購入価格は¥1130(ヨドバシでは割引価格で販売してますから)で¥3の節約です。手間を考えたら微妙ですがキットを無駄にしないという点では価値があったかな?だけどAランナーの4つのパーツ以外は余っちゃいますからね。




nice!(16)  コメント(21) 

機体上面塗装の準備をします。 [飛行機プラモ]

 この日は機体上部の「オリーブドラブ」を吹く準備をします。まずは簡単な水平尾翼から・・・。

【水平尾翼】
01‗まずは水平尾翼から.jpg

02‗マスキングテープで.jpg

03‗持ち手を付けて完了.jpg

 水平尾翼の裏面をマスキングテープでマスクします。で、胴体に固定するための差込用部分を眼鏡クリップで挟んで持ち手を確保して準備完了です。
 続いて機体本体で、まずは主翼からです。


【主翼のマスキング】
04‗本体開始.jpg

05‗主翼前縁から.jpg

06‗主翼前縁完了.jpg

07‗主翼後縁.jpg

08‗主翼後縁完了.jpg

09‗中は紙で.jpg

10‗主翼ほぼ完了.jpg

 今回は上下二色の塗り分で、前縁は直線なのでタミヤの幅1.0cmのマスキングテープを使っています。主翼前縁から始めますが、途中に機銃がありますのでまずはそこまで。それを避けて主翼前縁は完了です。

 主翼後縁は付根のフラップ部分はほぼ直線ですが、翼端に向けて緩い曲線になっています。で、マスキングテープも二段階に分けています。後後の縁をマスキングできたら中央部分は迷彩用に印刷した型紙の余白を使って要所をマスキングテープで固定して覆っておきます。
 これで主翼部分の準備は完了です。


【迷彩部分】
11‗型紙切り出し.jpg

12‗型紙取付.jpg

13‗型紙固定.jpg

14‗下面のマスク完了.jpg

 胴体側面は予め作成しておいた型紙でマスクします。まずは型紙を切り出して細切りした両面テープで貼り付け。吹付時に動かないようにマスキングテープで固定して、残った胴体下面もマスキングして機体上面の「オリーブドラブ」吹付の準備完了です。

 その他の小さなパーツも「オリーブドラブ」で塗装するものがありますので、そちらも忘れないように・・・。


【小さなパーツ】
15‗その他のパーツも準備.jpg

 キャノピー、爆弾、ロケットランチャー、アンテナ、ピトー管もそれぞれ持ち手を付けて吹付に備えます。



 次回は実際に機体上面を吹く様子をご紹介したいと思います。






nice!(16)  コメント(19) 

仕上げの塗装開始です。 [飛行機プラモ]

 仕上げ塗装の開始です。まずはキャノピーから。

【キャノピー】
01‗キャノピー.jpg

02‗マスキング.jpg

03‗内側も.jpg

04‗グリーンを吹付.jpg

 以前の記事でご紹介しましたが後ろのパーツが長くて収まらなかったので窓枠一本を削っています。そこはちゃんと直線になるように慎重にマスク。その後はセロテープを貼ってパーツの窓枠のラインに沿ってデザインナイフでカットして行きます。内側もマスキングテープで覆っておきます。
 でもって、キットの説明書指定のコックピットの塗装色「グリーン」を吹いてキャノピーは最終的な外装色を吹くまで乾燥させておきます。


【型紙作成】
05‗型紙作成.jpg

 型紙といってもこの機体は上下二色の塗り分けです。それでも型紙を使用したほうが楽なので準備します。説明書の塗装図とキットの実寸から比例計算して説明書を拡大コピーして型紙完了です。


【機体下面の塗装】
06‗爆弾架と増槽架.jpg

07‗下面塗装準備完了.jpg

08‗ニュートラルグレイ一回目.jpg

09‗下面塗装完了.jpg

 機体下面の「ニュートラルグレイ」を吹き付ける準備をします。具体的には爆弾架と燃料の増槽架に吹付時の持ち手を付けています。
 で、一回目の吹付はこんな感じでかなりムラムラです。以前にも何回かご紹介しましたが私が吹付に使用している塗料はかなり薄く希釈しています。三回目くらいでこんな感じで吹付完了です。


【主脚格納庫の塗装】
10‗主脚格納庫の塗装準備.jpg

11‗まずはメンディングテープで.jpg

12‗塗装部をくり抜き.jpg

13‗飛散防止.jpg

14‗機体内部色吹付一回目.jpg

15‗吹付完了.jpg

16‗マスキング撤去.jpg

 機体下面の「ニュートラルグレー」が乾いた状況で主脚格納庫の塗装を準備します。まずは格納庫周辺をメンディングテープでマスク。メンディグテープを使っているのは、この後格納庫部分をデザインナイフで切り抜くんですが、セロテープに比べて切り易い感じだからです。
 周囲に塗料の飛散防止でマスキング。こちらも三回くらいの吹付で完了です。塗料が乾燥後にマスキングを剥がしますがマスク不良のため吹きこぼれが数か所あります。こちらは筆で修正しておきます。



 機体下面の塗装も完了したので、次回は上面の塗装を紹介したいと思います。これが終われば安心と思われるかもしてませんが、このキット、デカールがかなり難題なんです。
 デカールの質事態はプロペラ等で問題が無いことは確認済みなんですが・・・。

nice!(17)  コメント(19) 

胴体とカウルを合体 [飛行機プラモ]

 さて、今回は胴体とカウルを合体させることが目標ですが、その前に少し作業を・・・。

【脚収納庫カバーの塗装】
01‗脚格納庫カバー.jpg

02‗外側をマスキング.jpg

03‗内部を塗装.jpg

 脚収納庫カバーの塗装をします。まずは外側となる部分にこの機体の下面色である「ニュートラルグレー」を吹きます。塗料が乾いたら外側をテープでマスキング。その後内側部分に「機体内部色」を吹きます。
 このときにカウル内部の「機体内部色」も一緒に吹いておきます。


【カウルの収まりを確認】
04‗カウルを確認.jpg

 ランナーから切り出してゲート部分を処理しただけのカウルと胴体の合いを念のため確認しておきます。なんの問題も無くスッキリ収まりますね。前回の失敗が悔やまれるばかりです。


【カウル内部】
05‗エンジン.jpg

06‗カウル内の準備完了.jpg

07‗仕切り板を点付け.jpg

08‗収まり確認.jpg

09‗エンジン搭載.jpg

10‗完全固定.jpg

 エンジン・カウル・内部の仕切り板の工作や塗装の過程は以前の記事でご紹介した内容とまったく同じなので、今回は割愛させていただきました。
 で、問題となったカウル内の中仕切り板ですが、今回は四点に接着剤を点付けして接着剤が生乾きの状態で胴体との収まりを確認。隙間も発生せず収まりましたのでエンジンを搭載。その後サラサラ系接着剤を流し込んで完全固定させます。


【カウルのマスキング】
11‗カウルのマスキング開始.jpg

12‗マスキングを拡張.jpg

13‗カウル入口もマスキング.jpg

 このあたりから以前の記事で紹介した内容と重複しますが、カウルのマスキングです。説明書の塗装図とキットの実寸を測って機首部分の塗り分けラインを決定します。
 まずは1.0mmにプレカットされたマスク材でカウリングを一周。次に2.0mmのマスク材でマスキングの範囲を拡張して、最終的には1cm幅のマスキングテープでカウルの前面を塞いでおきます。


【胴体とカウルの合体】
14‗胴体と合体.jpg

15‗完了.jpg

 胴体とカウルの合体ですが、各工程ごとに確認作業を今回は行いましたので問題なく完了です。


 やっと「士」の字になったという感じですが、キャノピーのマスキングや塗装、機体上下の塗り分けのためのマスキングやら、まだまだやらなければいけない作業ががあります。



 次回は窓枠一列削ってしまったキャノピーのマスキングや、全体塗装への準備をご紹介できたらと思っています。

nice!(17)  コメント(21) 

大事故勃発! [飛行機プラモ]

 この日は、まずは下塗りの#1000のサーフェイサを吹きます。

【サーフェイサ吹付】
01‗下塗り準備.jpg

02‗サーフェイサ吹付.jpg

03‗完了.jpg

 胴体はカウル取付用の突起がありますので、大き目の眼鏡クリップで持ち手を確保。水平尾翼も差込部分を眼鏡クリップで挟んで準備完了です。まずは全体的にサァ~っと吹いて三回の吹付で下地は完了です。


【「レッド」の塗装】
04‗レッドを吹付.jpg

05‗完了.jpg

06‗半艶レッド吹付.jpg

07‗ホワイトで縁取り.jpg

08‗完了.jpg

 この機体は機首と垂直尾翼の方向舵が「レッド」でマーキングされているので、下塗りが乾いたのを確認して吹きます。
 在庫の「レッド」は艶有りなんで乾いた段階で「半艶消しクリア」を吹いておきます。ちょっと面倒なんですが説明書ではカウルの内側を「ホワイト」で縁取りするよう指示が・・・。面相筆に塗料を含ませて筆先の腹の部分で一週させます。ちょっと乱れた分部は筆でタッチアップしておきます。


【マスキング開始】
 ここで機首部分のマスキング開始です。説明書の塗装図とキットのパーツの実寸を測って塗分けラインを決定してまずは1.0mm幅のテープでグルリと一周。さらに2.0mm幅のテープでマスキングを拡張しておきます。
 この時点でカウルを上下に仕切る仕切り版とエンジンを装着。

09‗マスキング開始.jpg

10‗さらにマスキング.jpg

11‗エンジン搭載.jpg

12‗完了.jpg

13‗カウル前面のマスク.jpg

 カウルの前面もマスキングして次工程に備えます。


【垂直尾翼のマスキング】
14‗垂直尾翼のマスキング開始.jpg

15‗完了.jpg

 垂直尾翼の方向舵も「半艶消しクリア」の乾燥を待ってマスキングしておきます。上部が曲線になっているのでちょっとやっかいですが1.0mm幅のテープでマスクして、後はマスキンギテープを斬った貼ったして完了です。


【ここで大事件勃発!】
16‗カウルと胴体に隙間.jpg

 この状態でカウルと胴体を仮組してみますが、なんと1.0mm以上の隙間が発生。これはまさに大事件です!調べてみるとカウル内を上下に仕切るパーツが正しい位置に接着されていないことが原因と判明しました。
 ちょっと後方に固定されてしまっていて、これが胴体パーツと干渉して隙間が発生したようです。なんとか修正できないか試みましたが、問題のパーツがカウルの内側のかなり奥にガッチリとどうしようもない状態です。


 「これは仕方ない、パーツ請求するか。」と思い、説明書を読んでみます。パーツ請求はランナーごとに行えて今回必要なのは全てAランナーに含められているので、それはラッキーなんですがキットの購入価格(ヨドバシ.comでは値引価格で販売してますからね)の半額くらいするんです。
 カスタマーサービス店に依頼するかなんですが、近所にはありません。なので現金書留でタミヤ本社に郵送です。時間も手間も掛かりそうなので「えぇ~い、もう一機キット買っちゃえ。」ということで衝動的にヨドバシ.comでプチ。今は翌日配送はしていないんですが、午前中に発注したためか翌日に届きました。


【新着キット】
17‗キット到着.jpg

18‗必要なパーツ.jpg

 早速、必要なパーツを切り出します。




 このままではほとんどが無駄になってもったいないので、時間に余裕があるときに正規のパーツ請求を行いたいと思います。
幸い、キットには違うパターンの塗装とマーキングが用意されてますんで・・・。






nice!(18)  コメント(21) 

胴体と主翼を合体させます。 [飛行機プラモ]

 この日の主な工作は胴体と主翼を合体させることですが、その前にいくつかの作業を・・・。

【モールドの復元】
01‗モールド再生.jpg

 胴体左右のパーツを接着した時の接着剤のはみ出し、接着剤の塗布量が少なくて溶きパテを盛った部分をサンドペーパーで均します。その際消えてしまったパネルラインのモールドを復元させます。
 主翼は均しの作業は完了しているんですがモールドの復元は未了なので、同時に行います。このキットのモールドは非常に繊細なので、お馴染みの極薄三角ステンレス製鋸で途中で途切れてしまっているモールドを繋いで行きます。


【キャノピー】
02‗キャノピー.jpg

03‗修正完了.jpg

 この時点でキャノピーを仮組してみますが収まりません。後部のパーツが長過ぎるようです。なので様子を見ながら金ヤスリで少しずつ削り合わせて行きます。結局窓枠一本分を削ってようやく収まりました。
 タミヤのキットでこういった事象は珍しいと思います。


【アンテナ取付穴開口】
04‗アンテナ取付穴.jpg

 ここでコックピット後方のアンテナ取付用の穴が無いことに気が付きます。接着剤で埋まったわけではなく元々無かったんじゃないかなと思います。これもタミヤとしてはいかがなものかと思います。
 少し小さめのドリルでピンバイスを使って開口、アンテナのパーツの取付用凸部分との様子を見ながら針ヤスリで開口部を広げて寸法を調整しておきます。



【胴体と主翼合体】
05‗胴体と主翼.jpg

06‗合体.jpg

07‗接着剤流し込み.jpg

08‗隙間発生.jpg

09‗下面に段差.jpg

10‗パテ盛りで修正.jpg

11‗主翼上部にパテ盛り.jpg

 さて、今回のメインテーマである胴体と主翼の合体です。前回の痛恨のミスだった胴体を貫通する桁をなんとかリカバリーできたので無事に合体することができました。これでもし桁を貫通させることができていなかったら、このキットはお蔵入りだったでしょうね。
 まずは主翼下面と桁に通常の接着剤を塗布。主翼を差し込むと桁のお蔭で上反角も決まり強度的にも問題ナシです。主翼上面と胴体の間にはサラサラ系決着材を流し込みます。
 それでも下面には小さな段差、上面には隙間が発生しましたので溶きパテも盛って乾燥後にサンドペーパーで均しておきます。



【マスキング開始】
12‗カウル内部のマスキング.jpg

13‗コックピットのマスキング.jpg

14‗尾輪格納庫のマスキング.jpg

15‗テープで保護.jpg

 ここまで進捗したんで下塗りに備えてマスキング開始です。まずはカウル内部ですが上下で異なる色で塗り分けられていますので内部を完全にマスク。
 コックピットはティッシュを詰め込んでマスキングテープでティッシュを保護しながら周囲をマスクしておきます。尾輪格納庫はパーツ割りの関係だと思いますが奥が深い々々。ティッシュがどんどん入って行っちゃいます。ほんとうはパンパンまでティッシュを突込みたいところですがフワフワ状態でマスキングテープで保護しておきます。



 これで下塗りの準備も整いましたので、次回はサーフェイサを吹きたいと思います。
nice!(18)  コメント(21) 

小さな忘れ物、大きな忘れ物。 [飛行機プラモ]

 今回は説明書で指示されているタミヤカラーの「フラットアルミ」をまとめて塗っちゃいたいと思います。もうずいぶんと昔のことなのでナニに使ったかは記憶はありませんがエナメル系のタミヤカラーは数色在庫があります。
 それでも溶剤が揮発して使い物にならないものもありましたので、ヨドバシ.comでエナメル用溶剤を購入して適当な濃度に希釈して使えるようにしました。

【小さな忘れ物】
01‗「フラットアルミ」塗装準備.jpg

02‗筆で塗装.jpg

03‗尾輪のタイヤ.jpg

04‗忘れ物.jpg

 「フラットアルミ」を筆で塗装しますが、メタル系の塗料って小面積だと意外と筆ムラが目立ちません。具体的には脚類の支柱と胴体下の燃料の増槽です。塗料が乾燥するのを待って尾輪のタイヤも「艶消しブラック」で塗装しちゃいましょう。こちらはGSIクレオスのラッカー系の塗料を使っています。
 ここで小さな忘れ物です。パーツを部位別に保管しているフィルムケースの底に主脚柱をサポートする小さなパーツを発見しました。眼鏡クリップで挟んで塗っておきます。


【タイヤの接着】
05‗主脚.jpg

06‗タイヤ接着.jpg

 主脚柱の塗料も乾燥したので、塗装済みのタイヤを接着しちゃいます。

 以前の記事でもご紹介しましたが当機のエンジンは超強力で、それに伴ってプロペラも巨大化し直径が3.71mあります。そのため主脚を長くしないとプロペラが地面に接触してしまいます。また当機は底翼機(胴体底部に主翼が付いている)ではなく中翼機(胴体中程に主翼がついている)に近く、さらには主翼に上反角が付いています。
 これらの複合的な要因によってかなり長い主脚が必要となるんですが、これを主翼内に格納しようとすると相当なスペースが必要で装備する機銃、その弾数、主翼内燃料のタンク容量など影響が大きいです。そのためこの機体では主脚柱が離着陸時に23cm伸縮する機能を備えていて諸問題を解決しています。


 当時の日本の「紫電」も同様な問題を抱えていて伸縮する主脚を開発していましたが、どうも信頼性の高いものが出来ず、低翼機に改造した「紫電改」が生まれました。


【ここで胴体左右接着】
07‗胴体左右接着.jpg

 この段階で胴体の左右を接着剤ムニュムニュ作戦で接着です。接着面に接着剤がはみ出ますので輪ゴム等は使用できないので要所々々を眼鏡クリップで固定して乾燥を待ちます。



【大きな忘れ物】
08‗大きな忘れ物.jpg

09‗桁の塗装.jpg

10‗塗装完了.jpg

12‗サラサラ系接着剤流し込み.jpg

 ここで大きな忘れ物に気付きます。それは胴体を貫通し主翼を固定するための桁を仕込むのを忘れた、というか認識にありませんでした。前述のように本機は中翼機に近いのでこれが無いと主翼を固定できません。
 本来は胴体パーツの内側でこのパーツを固定するための突起やアッチコッチを削ってなんとか胴体を貫通できる状態に・・・。一部は主脚格納庫になりますので「機体内部色」で塗装、なんとか貫通させて胴体外部の小さい箇所にサラサラ系接着剤を流し込みます。糊代が小さかったので心配でしたが、けっこうガッチリ、これなら主翼の固定にも強度的に耐えられそうです。
 サラサラ系接着剤はタミヤのものの在庫があったんですが、経年劣化のためかまったく接着力が無くなっていて、その他数点と一緒にヨドバシ.comで購入していたので助かりました。
 いやぁ~、説明書はしっかり読んで理解し覚えておかないといけないなぁと改めて実感しました。


【一部にパテ盛り】
13‗部分的にパテ盛り.jpg

 接着剤の塗布量がが不足していてムニュムニュ状態にならなかった部分に溶きパテを盛っておきます。これらが完全乾燥したら胴体左右の接着面を整形しようと思います。



 今回のミスはかなりにピンチでしたが、なんとか乗り切れて良かったです。

nice!(17)  コメント(20) 

主翼を組立ます。 [飛行機プラモ]

 さて、この日は主翼を組立てます。今回は「地上攻撃型」をチョイスしましたので、翼下の装備が満載です。そのための取付用の穴の開口から始めましょう。

【翼下装備品用の取付穴開口】
01‗翼下装備品用の開口から.jpg

02‗1.2mmの刃が行方不明.jpg

03‗針ヤスリで拡張.jpg

 一番外側の爆弾架は1.2mm径、その内側のロケットランチャーは0.8mm径と説明書で指定されています。ドリル刃セットの一番細い0.3mm径のものは昔、工作時に折ってしまって廃棄したのは記憶しているんですが、なぜか1.2mm径の刃が見当たりません。この太さだと折れることはまずあり得ませんので、いったいどこへ行ってしまったんでしょうか。
 しょうがないので1.0mm径の刃で開口して、針ヤスリで1.2mmまで拡張して対応します。


【パーツ構成】
04‗パーツ構成.jpg

05‗下面パーツを接着.jpg

 主翼のパーツ構成はこんな感じです。下面がいくつかのパーツは理由は分かりませんが分割されています。まずはそれらを接着しちゃいましょう。


【翼下の灯火】
06‗右翼下の謎の灯火.jpg

07‗灯火部開口.jpg

08‗裏打ち.jpg

 この機体も翼下に用途不明な灯火があります。前作のアカデミー社のコルセアではモールドすらなく、説明書の塗装指示があるだけでしたが、このキットは一応モールドはあります。
 後々の塗装を考えると円形のマスキングテープを切り抜くのはとっても難しいです。なんで灯火部分を円形に開口して0.1mm厚のプラ板で塞いでおきます。一番前の部分は裏打ちしたプラ板と主翼上面が干渉してしまって上下に隙間ができてしまったんで、慌てて剥がしました。
 この灯火がなんなのかは手持ちの資料では確認できていません。当初は敵味方識別用かなとも思っていたんですが、どうも違うようです。ご存じの方がいらしたら教えてください。


【上下接着】
09‗接着準備完了.jpg

10‗上下面接着.jpg

11‗乾燥.jpg

 主翼上下の接着準備も整いましたんで、例によって接着剤ムニュムニュ作戦で接着です。眼鏡クリップで固定して二日間ほど乾燥。
 その後、はみ出た接着剤をサンドペーパーで均してほぼ完了です。


【機銃】
12‗機銃のパーツ.jpg

13‗主翼組立完了.jpg

 この機体は片翼に12.7mmブローニング機銃を四門ずつ装備しています。これまた理由は分かりませんが、その部分が別パーツになっています。外側二門の短い銃身がそのパーツと一体化されていて、内側二門の長い銃身は後付けの別パーツです。




 そろそろ当ブログも画像データの容量が一杯に近づいてきました。あと2~3回の更新は大丈夫かなぁ~?引っ越しもそろそろ考慮しないといけないのかなぁと考えております。
 その時は事前にお知らせするようにいたしますので、引き続きご訪問いただけるとありがたいです。


nice!(19)  コメント(22) 

カウリング。 [飛行機プラモ]

 この機体のカウリングは円形ではなく、縦に長い楕円形をしています。中は仕切り版で上下に分割されていて、説明書の指定では上下で塗装色が異なるのでちょっとやっかいです。

【仕切り板】
01‗中仕切り.jpg

 中仕切りの板は赤〇のパーツです。前回までで「ニュートラルグレー」で塗装済みです。またカウリングの下部も説明書の指示に従って「ニュートラルグレー」でこれまた塗装済みです。


 仕切りの上部はエンジンの燃焼・冷却用、下部はさらに三分割されていて左右が滑油冷却用、中央が過給気中間冷却用の空気取入れ口になっています。
 仕切り板本体とカウリング内部の下部は「ニュートラルグレー」で塗装済みなのでOKなんですが、上部は「機体内部色(タミタカラーではイエローグリーン」となっているんですが、仕切り板がかなり複雑な曲面で構成されている、またカウリング内部の塗り分けなんで一度でのマスキングでの塗装は難しそうです。


【機体内部色の塗装】
02‗マスキング.jpg

03‗塗装準備.jpg

04‗他のパーツも.jpg

05‗機体内部色吹付.jpg

 なのでカウリング内部の「機体内部色」を吹くために塗装済みの「ニュートラルグレー」部分を直線的にマスキング。
 「機体内部色」で塗る他のパーツ、具体的には主翼付け根の主脚格納庫や尾輪やその格納庫も含めて一緒に吹いておきます。塗料が乾いたら次の作業です。


【カウリング内部】
06‗仮止め用両面テープ.jpg

07‗仮止め.jpg

08‗ここを塗装.jpg

 カウリング内部に両面テープで仕切り板を仮止めします。で、本来「ニュートラルグレー」で塗装されるべきところで直線的なマスキングで「機体内部色」がはみ出てしまっている部分を筆で塗って完了です。
 ほんの小さな面積で、画像では一応赤〇しておきましたがほとんど目立ちませんね。画像をクリックしていただけると少し大きくなりますので、お願いいたします。



 カウリングはこれからもいろいろと大変なことが予想されますが、一息入れて次回は主翼を中心に工作を進めたいと思います。
nice!(16)  コメント(18) 
前の10件 | -